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How to maintenance vol.3 rainy days

2017.06.02

梅雨の時期、悩みの種になるのが革製品のケア。雨に濡れてしまいせっかくのお気に入りが…という失敗、誰しも一度はありますよね。濡れたところがシミになったり、革の脂分が抜けて風合いが変わってしまったり…。種類や加工によって差はありますが、全般的に革は水には弱いものです。革の芯まで水分が浸透してしまった場合には、乾燥するまでの間にひび割れや変形の恐れもあります。

雨が降ったら革製品は使わないのがベスト。そうはわかっていても想定外のことが起こる梅雨シーズンに備え、今回は雨対策メンテナンスを特集します。

1日晴れると思っていたのに、ポツポツ雨が降ってきた。そんな咄嗟の雨粒は、まずすぐに柔らかい布で拭くことが肝心です。こんな時のために携帯しておくといいのが木綿のハンカチ。慌てて強くこすったり叩いたりすると色落ちや傷につながるので、優しく押さえるように拭きましょう。
シミになりそうなくらいに濡れてしまったという時の為にはさらに、吸水性の高いパイル生地のタオルハンカチをバッグに忍ばせておくのも◎タオルハンカチで包み込むようにして水気を取り、少ししてから木綿の布で空拭きをして応急処置のできあがりです。

帰宅後は中身を全て出し、風通しの良い場所で陰干しをしてゆっくりと自然乾燥するのを待ちます。
速く乾かしたいからといってドライヤーによる乾燥は厳禁。ひび割れにつながる可能性があります。革は濡れると耐熱性が低下。水分が蒸発して乾燥する時に毛穴が縮み、脂分も減って硬くなります。急いで乾かしたいからといって日光に当てたりストーブの近くに置いたりなどしても、縮んでゴワゴワとしまう恐れがあるのでご注意を。熱を使わずにゆっくりと自然乾燥させることが大切です。
また、革は濡れている間は伸縮性が増します。置きっぱなしにしていびつな形にならないように、新聞紙やタオルを丸めて鞄に詰め、形を整えましょう。 これらの素材は水分を吸ってくれるので、型崩れ防止と自然乾燥の両方の効果を担ってくれます。
革以外にも、湿った内生地が革に色移りしたり、 濡れたままの金属によってサビたり変色したりする恐れが。細部までしっかり乾かすようにしてください。

日陰で充分に乾かした後は、クリームなどでメンテナンスを。この時革は脂分や水分が抜け、表面にカバーがされていないいわばスッピン状態。クリームで潤いと栄養を与えましょう。
この時も強くこすることなく、優しく円を描くようにクリームを薄く広げて馴染ませることがポイントです。
クリームが浸透したら少し時間をおいて、表面のワックスを乾いた清潔なクロスで軽く拭きましょう。すると表面に光沢が出てきます。完全に元通りというわけではありませんが、少しエイジングが進んだ印象になりました。

どうしても雨の日も革製品を使いたい場合は、防水スプレーを活用すると幾分安心です。鞄にできる限り汚れをつけずに使いたい場合にも役立ちます。
鞄全体を柔らかい布で拭いた後、ムラなく防水スプレーを吹き付けます。そのまま自然乾燥させてから乾拭きを。効果はだいたい1週間〜10日間程度続きます。吹き付けた直後では充分に防水効果を発揮できないことがあるので、できれば鞄を使う前日には済ませておきましょう。
(※防水スプレーの製品ごとに異なりますので、お使いの際には必ず販売店や製品の説明書きにてお確かめください。)

汚れや雨から守れる一方、防水スプレーでコーティングすることで経年変化はしにくくなります。風合いの変化を楽しみたい場合は、やはり雨の日はお休みの日とするのがベターです。革の魅力を引き出しつつ、良いコンディションを保つ革に優しいお手入れを心掛けたいですね。

梅雨のジメジメを吹き飛ばす、オススメバッグをご紹介する特集記事を公開しています。
革製品が多いCLEDRANですが、ナイロンやポリウレタン、撥水加工が施された生地など、防水スプレーとの併用で雨の日にも比較的使いやすいバッグをセレクトしました。
ぜひ併せてご覧ください。

◻︎ rainy day bags for ladies
◻︎ rainy day bags for men