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How to maintenance vol.1 shoes care

2013.10.21

靴磨きってしていますか?

クレドランでも革のシューズを販売しているのですが、よくご質問されるのが靴のケア方法。

なんとなく難しそうだったり、面倒そう。

シューケア用品もたくさんある中で何を用意したらいいか分からない。

わたしの周りだけでもそういった声が多いように感じます。特に女性にはハードルが高いようですね。

一概に靴磨きと言ってもやり方は様々。

シューツリーを入れて、複数のブラシを使い分けて、

無数にあるクリームの中から靴ごとに合うモノを選ぶ。

ゆくゆくはそんな拘りを持ってケアするのも楽しいのですが、まずは初歩を覚えてしまいたい。

今回こちらでは一番簡単なケア方法を紹介したいと思います。

1000円くらいで靴屋さんなどに売っているキットで十分です。

天気の良い庭先や玄関、公園に持って行って・・

お気に入りの音楽を流したり、ビールを飲みながら・・・なんて気楽に楽しくやってみませんか?

今回はそんな靴磨きの楽しさにFeatureします!

【STEP1 Blushing】

1日歩いただけでも実はチリや埃は付いてしまうもの。
まずは靴全体にブラッシングをします。
今回は歯ブラシ型のブラシを使用しました。靴底と本体の間は特に汚れが溜まりやすいので念入りに。
シャンプーをする前に髪をブラッシングすると汚れが落ちやすくなるのと同じ意味です。
この作業で付いた汚れを浮かします。

私は近所の公園に来てみました。
この日は気持ちの良い天気でベンチに座って本を読んでいる人、お弁当を食べる人など それぞれの時間を楽しんでいる空間での靴磨き。 芝生に座り込んで作業するのも気持ちいいかもしれませんね。

【STEP2 Remover】

次にリムーバーを使って以前のお手入れで残ったワックスやクリーム、汚れなどを落とす作業をします。
柔らかい布にリムーバーを少しだけふくませて優しく拭きます。
この作業をすることで革がフラットな状態になり、次の工程のクリームが入りやすくなります。
例えると私達がお化粧をする前に化粧落としをしてすっぴん状態にすることと同じ意味ですね。
初めてのお手入れの場合、靴の目立たない場所でリムーバーを試して変色やシミなどにならないか確認してから行って下さいね。

【STEP3 Cream】

お次はクリームを塗る作業。
こちらも柔らかい布に少量とって塗っていきます。
クリームは色の付いたものも売っていますがどんな靴にも対応できる無色透明のものがおススメです。
私はこの作業が大好きです。
乾燥した肌にクリームが浸透して生き返っていくような感じ。
艶が出て、こっくりとした色味になっていきます。
この作業の後に馬毛のブラシなどでブラッシングするとよりピッカピカになるんですよ!ただ、今日は簡単ケア編なので省略です。
この作業も目立たない部分でクリームを塗り、変色しないか試してから行って下さいね。一度濃くなっても乾いたら元の色に戻れば全体的に塗ってみましょう。

【STEP4 Dry & keep】

最後に乾かして保管します。
この時、シューキーパーがあればそちらを入れてもいいのですが ここは昔ながらの知恵を活かして新聞紙を入れてみましょう。 新聞紙には湿気を取る力も消臭効果もあるのです。
1日履いた靴は出来れば2日は休ませてあげると長持ちします。
たまには日陰干ししてあげるのもいいですね。
空気が通ると次回履いたときに気持ち良く感じますよ。
このままの状態で靴箱に保管しても良いのですが
ここで気を付けていただきたいのが新聞紙の量。
ギュウギュウに詰めてしまうと革が伸びたり癖がついてしまいます。
程良い加減を大切に。

ちょっとした心掛け

ちょっとした心掛け
●リムーバーやクリームは目立たない所で試してみる
●雨に濡れたら乾いた布で拭いておく
●引っかき傷はクリームで馴染ませる
●格好から入るのも楽しい!!
・・・さて、今回の靴磨きはいかがでしたか? 少しでも「やってみたい!」と思って頂けていたら嬉しいです。 普段からちょっとしたケアを心掛けるだけで自然と愛着が湧いてきます。今回撮影した靴は私がクレドランに入社して初めて買った靴。ちょこちょこと手入れをしながらもう3年が経ちました。
共に頑張ってきた靴だから余計に愛しく感じます。
今回のケア方法はプロから見たらきっとまだまだだとは思いますが大事なのは愛情を持ってケアすることだと思うのです。ピカピカになったステキな靴はステキな場所に連れて行ってくれるはずです!