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CLEDRAN ORIGINAL LEATHER

2017.10.05

原料である皮を製品の素材となる革にするのが、タンナーと呼ばれる革工房です。新作のコンセプトに合致する理想の革を追い求め、今回CLEDRANがタッグを組んだのが兵庫県たつの市のタンナーさん。技術、知識、経験に裏打ちされた感性、細やかな手間、その全てを注ぎ込み、職人泣かせな革を形にしてくれました。 今回のTOPICSでは、革らしさをいつくしめるDEBORシリーズの革ができるまでのストーリーをお届けします。

兵庫県南西部に位置するたつの市。革づくりの歴史の深さは、江戸時代には既に皮革産業が盛んに行われていることが記された史料からも伺い知れます。伝統産業として培われた技術が今もたゆまず受け継がれている土地で、DEBORのレザーは産声をあげました。

たつの市の皮革産業が発展を遂げたのには、その恵まれた環境が大きく寄与しています。
良質な塩の産地である赤穂が近くにあり、原皮の保存や処理に欠かせない塩が確保できたこと。その皮を素材としての革にするために必要な水は、豊かな水量が穏やかに流れる揖保川と林田川が恵んでくれたこと。降水量が少なく温かな気候が、鞣した革を天日干しするのに適していたこと。
革を造るタンナーとして重要な3つの要素がそろった土地は、優れた技術を持つ職人を育み、現在では皮革素材の産地として全国一位の生産量を維持しています。

今回CLEDRANがこだわったのは、植物性のタンニンを使って鞣すベジタブルタンニン製法です。渋柿やワインにも含まれる渋み成分・タンニンは、皮の繊維を収縮させ、一枚革で使えるハリとコシを実現。経年と共に酸化し、紫外線の影響で色濃く変化していくからです。
しかし現在では、効率的で比較的容易なクロム化合物で鞣すことが大半。クオリティの高いベジタブルタンニンレザーは、良質な皮と熟練の技術、知識が組み合わさって初めてできる革なのです。

ここでの溶剤の配合は、タンナー一軒一軒が独自の秘伝レシピを持っています。タンナーの良し悪しや個性はここで決まると言っていい大切な工程。和食で言うダシのような存在です。

この鞣し工程の後に、シュリンクを加える「空打ち」などのいくつかの工程を挟みながら、染め加工とオイル加工が複数回に渡って行なわれます。水分を吸収しやすい特性を利用することで、成分が革の芯までしっかりと浸透。製品になった後も長い時間をかけ、ゆっくりと表面ににじみ出てくるのです。
今回特に職人さんを悩ませたのが、鮮やかな発色と革らしい風合いを残す染料仕上げの両立です。エイジングを起こしやすく、時とともに美しい風合いへと変化する染料仕上げ。傷を隠し、キレイな表面になりやすい顔料仕上げと比べて、牛に生前についた傷や血筋、シワ、虫刺され跡などが比較的残りやすく、また、革の個性を映し出しやすい分、原皮になった季節、年齢、その日の天気、他工程との組み合わせ、革の表情、その一つ一つを見極めながら緻密に調整を加えなければなりません。工程や染料の配合などを試行錯誤しながら、最良のものを見つけ出すのが職人の腕の見せどころ。5〜10年以上の経験を積んでから、はじめて担える工程だと言います。

ここまででご紹介できたのは、気の遠くなる工程のほんの一部。他にも、仕上がりや縮率を計算しながら革の厚みを整える加工や天気を読みながらの天日干しなど、複雑で繊細な作業の連続です。各工程担当者の中には、毎朝2時に作業を始める職人も。天然の素材を扱うタンナーは、昼夜休むことなく動き続けています。

今回そんな膨大な作業の指揮をとってくださった職人さんに、DEBORシリーズのレザーについてお話を伺いました。率直な感想として出てきたのが「革らしい革」という答え。均等でキレイな表面や購入時と変わらず保てることを求められることが多い昨今、革本来のタッチ感や風合いを楽しめる今回のレザーは、難題ながら「たつのレザー」としての腕が鳴る革づくりでした。「この革が製品になって、実際に使っていただいている姿を見るのを、僕自身楽しみにしているんです」その言葉を受け、日本のものづくりの技術と想いが製品を通してシェアできることの素晴らしさを、改めて感じました。

透明感やタッチ感など革独特の風合いを存分に味わえるオリジナルレザーは、暮らしにそっと寄り添うベーシックデザインに。アイテム・色ごとや大切な誰かとのおそろいにしてエイジングを楽しめる、豊富なラインナップをご用意しています。

いつもの暮らしをいつもと変えるDEBORシリーズ。新たなラインナップや使用イメージは随時CLEDRAN SNSアカウントでもご紹介しています。ぜひフォローしてください。

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