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朝の決断を減らすシンプルライフのススメ

2017.01.16

 洋服の組み合わせがしっくりこなくて何回も着替えたり、鞄の中身を入れ替える時パスケースを入れ忘れたことに駅で気付いたり…。ゆっくり食後の珈琲を一杯飲むなんて理想とは裏腹に、現実の朝の時間は忙しなく過ぎてしまうもの。

 
 そんな時思い出すのが、成功者がよく口にする「決断の数を減らす」という言葉。小さな決断の積み重ねによる「決断疲れ」から解放され、大切な物事によりフォーカスできるようになるというミニマリスト的発想は、トレンドになっています。
 けれどもそれをストイックに実践するのには、少し躊躇してしまう自分がいます。予定を待ち遠しく思いながら服装を選ぶこと、季節や気候の移ろいに合わした衣食住を楽しむ暮らし。簡素に削り取るだけでなく、そんな日々のカケラも大切にしていきたいと思っていました。
生活を豊かにする“シンプル”とは何か、悩んでたどり着いたのが、決断のタイミングをシフトするスタイルです。
 
 帰宅する道すがらや、ソファに腰を下ろし一息つく時間。頭を空っぽにしたい時に限って、色々なことが脳裏を巡って余計に考え込んでしまったり、とりとめもなくスマートフォンに視線を落としてしまったり…思えば有意義とは言えない時間を過ごしていたように思います。この時間を、前日準備の時間にあてることにしました。
 翌日の天気や気温を調べ、予定を思い出して服をあれこれ考える時間は思いの外楽しいもの。余裕をもってコーディネートを選べる分、ワンパターンになりがちだった服もあれこれ着方を広げられるようになったと思います。
 タスクが1つ短縮され、ゆとりができた朝の時間。食後のお茶をゆっくり飲んだり、いつもと違うヘアアレンジに挑戦したり、忙しなかったからこそ5分でも10分でもこんな時間がとれると、とても充実した清々しい気持ちになります。
 
 時間の余裕は心の余裕になりました。みなさんも朝の決断を減らすシンプルライフはじめてみませんか?
 
担当スタッフ:B
 
 
(写真:鞄…NEIGE TOTE/パンプス…スタッフ私物/コート…スタッフ私物/ストール…スタッフ私物)